ありのファームについて

ありのファーム2023年5月の畑

5月の畑は、早春に植えた野菜がだんだんと収穫期をむかえます。

暖かくなり、植物だけでなく虫や動物の活動も活発になり、畑がにぎやかになってきます。

春の野菜が元気に育つ

ソラマメの様子。

厳しい冬を乗り越え、暖かい春の陽気を受けてぐんぐんと育ってきました。

通常ソラマメを育てるときは、地表から出てくる茎の数を減らしたり、5~7節目ほどで摘心をして収量や収穫をしやすくする作業がありますが、今回はなにもせずソラマメに任せてみました。

大きく育つことで風にあおられ茎が折れてしまうリスクがあるので、竹の支柱を添えてはみましたが、なくても大丈夫だったように思います。

小松菜と春菊は相性が良い

互いに助け合って育つ植物をコンパニオンプランツと呼びます。

例えば、小松菜の近くに春菊を植えることで、小松菜によってくる青虫を遠ざけてくれるという効果が期待できます。

写真は、小松菜と春菊を近くに植えている様子。

少し込み合いすぎているので、収穫を兼ねて間引きしていきます。ここまでくると、風の通りが悪くなって湿気がこもりすぎて、なめくじやかたつむり、病気へのリスクがたかまるので、風通し良く草管理したほうが良いです。

ジャガイモとネギの混植

写真は、ジャガイモとネギの混植をした様子。少しわかりずらいですが、ジャガイモを植えた植穴にネギが一緒に植わっています。

ネギの根から出る抗生物質が、野菜の病気を防いでくれる効果が期待でき、ジャガイモの病害対策になることを期待しています。

ジャガイモの周りには敷き藁をしており、雑草が繁殖するのを抑えたり、地表面の保湿と保温を兼ねています。ジャガイモの土寄せをするときは、敷き藁を除いてから畝間の土を寄せ、最後にまた敷き藁をかぶせます。

夏の優秀なコンパニオンプランツ

畝の草管理をしていると、昨シーズンの収穫し忘れた落花生から芽が出ていました。

落花生はマメ科の植物で地表面を覆うように生長してきます。そのため、カバークロップのような働きが期待でき、夏に旬を迎える果菜類の野菜と相性がとても良いです。

夏の野菜栽培に向けて、見つけた落花生は移植して、トマトやナスと一緒に植える予定の場所で育てておきます。

ABOUT ME
のっち
のっち
私は、鹿児島県志布志市にある畑で営農している個人農家です。 無農薬、無肥料、不耕起、無除草栽培で、安心安全で美味しい野菜は当たり前、環境にも優しい農業を目指しています。