野菜は体に良いもの。
厚生労働省では一日の野菜摂取量の目安を、緑黄色野菜を120g以上と淡色野菜を230g以上の合わせて350g以上食べることを目標として掲げています。
でも実際に、野菜生活の食生活に変えたら、どんな良いことがあるのか知りたくなりませんか?
私が農業に携わるようになって、自然と野菜中心の食生活に変わったことで起きた変化について、ご紹介したいと思います。
- 肌の調子が良くなって荒れにくくなった
- お腹の調子が良くなって悩まなくなった
- ランチのあと眠気に襲われにくくなった
おもにこの3つについて良い変化が訪れたと感じています。
では、どうしてこういった変化が起こったのでしょうか?
野菜中心の食生活に変えたら肌やお腹の調子が劇的に良くなった
私の場合、健康的な理由で野菜中心の食生活に変えたというわけではなく、農業に携わるようになって野菜がたくさん手に入るようになったから、自然と野菜中心の生活になったのですが、思った以上に健康的に過ごせるようになったので、体験談を紹介したいと思います。
野菜中心の食生活と言いましても、野菜だけを食べているわけではなく、魚や鶏肉にヨーグルトなどの動物性の食品も食べています。
日本の伝統的な食文化を表す語呂合わせ「まごわやさしい」に、玄米と発酵食品を加えた「まごわやさしいこよ」にあらわされる食材を取り入れた食生活を送ることで、体が喜ぶようになったのです。
- ま:豆類や豆腐などの豆を使った加工食品
- ご:ゴマ(種子)等のナッツ類
- わ:わかめ等の海藻類
- や:野菜
- さ:魚
- し:しいたけ等のキノコ類
- い:イモ類
- こ:(こめ)玄米などの白くない穀物類
- よ:ヨーグルトなどの発酵食品
こうして覚えやすい語呂合わせにしておくと、毎日の食事で不足しがちな食べ物を見つけやすくなってとても便利なので、覚えておいてみてはいかがでしょうか。
野菜中心の食生活に変えて肌の調子が良くなった
野菜中心の食生活に変えたことで、いちばん最初に効果が表れたのが、肌でした。
私の肌は、あまり強いとは言えず、吹き出物が鼻の周りやあご周辺のフェイスライン、額にできることが多くありました。
鼻の周りには白くぷっくりした出来物の白ニキビが、おでこやフェイスラインには赤い出来物が、割と頻繁にできていました。
こうした吹き出物は、体内の毒素を皮膚から排出しようとする働きによって起こるもので、ストレスや睡眠不足や食生活の乱れによって起こりやすくなると考えられています。
野菜中心の食生活に変えたことで、吹き出物の材料になる余分な脂肪や糖質の取り過ぎが抑えられて、肌を正常な状態にしてくれるビタミンB類やCやEをしっかり補うことが出来るようになったことが原因だと考えています。
野菜中心の食生活に変えてお腹の調子が良くなった
野菜中心の食生活に変えたことで、お腹の調子が良くなりました。
(下の話題なので、苦手な方はご注意ください。)
これまで私の食生活は、お腹の調子との戦いでした。
私の消化器官もまた、あまり強いとは言えず、何日もお通じが巡ってこなかったり、食べたものによってはお腹がゴロゴロしたりガスで張ったり、ひどい時には腹痛に悩まされることもありました。
特に脂っこい食べ物や、塩や砂糖などの味付けの濃いものや、超加工食品と呼ばれる食品添加物がたくさん入ったもの、そして小麦粉がたくさん使われているものを食べると調子が良くないケースが多かったのです。
これが野菜中心の生活にかえたことで一変し、こうした不調を感じることがほとんどなくなりました。
野菜に含まれる食物繊維が水溶性と不溶性をバランスよく、無理なく食べられるようになったことで腸内環境が改善され、お腹の調子が好転したと考えています。
お通じ関連で特に感動したのが、巡りが毎日きちんと来てくれることと、シングルのトイレットペーパーの1ミシン目だけでも十分後始末が出来るようになったことです。
食物繊維がお通じに良いとは聞いていたのですが、余分な脂分が含まれていないためなのか、キレも良くなったことには驚きました。
これはエコなのでは?と嬉しい誤算でした。
野菜中心の食生活に変えてランチのあと眠くなりにくくなった
野菜中心の食生活に変えたことで、お昼ごはんの後に眠くなることがなくなりました。
しっかり睡眠時間を確保しているのに、ランチの後はなぜか眠くなってしまい、午後の仕事に支障をきたしている。
ということにお悩みではありませんか?
これは、ランチに食べる食材に関係しているのかもしれません。
白米や、小麦粉などを使ったメニューなどの、炭水化物がたくさん入った糖質の多い献立を選ぶと、血糖値の急激な上下が起こってしまい、その結果眠気が襲ってくるということがわかっています。
野菜中心の食生活に変えることで、血糖値の急激な上昇を抑えることが出来て、高カロリーな食事をしなくても満腹感が得られるため、血糖値や高血圧に悩んでいる場合にはおススメです。
食べる食材だけではなく、食べる順番にも注意してみてください。
理想的な順番は、
- 野菜などの食物繊維が豊富な食材
- 魚や肉などの脂質やたんぱく質が豊富な食材
- 玄米や蕎麦などの主食と呼ばれる炭水化物が多い食材
詳しくはこちらの記事で解説しています。
野菜中心の食生活に変えることで、
- 肌の調子が良くなって荒れにくくなった
- お腹の調子が良くなって悩まなくなった
- 栄養バランスが整って血糖値が上がりにくくなった
といった変化が訪れ、健康にも美容にも良い食生活をおくれるようになりました。
ぜひあなたも、野菜中心の食生活にチャレンジしてみませんか?
まずは無理のない範囲で、緑黄色野菜を多めに食べてみてください。