スーパーで野菜を買うとき、どんなことに気を付けて野菜を選んでいますか?
- 色が濃いほうが美味しそう
- 色が濃いほうが栄養価も高そう
- 大きいものの方がお得感がある
スーパーの野菜売り場って季節を問わず、いろいろな種類の野菜がたくさん売っています。
買い物をするとき、できればその中から、より良い野菜、美味しい野菜を選んで買いたいですよね。
ここだけの話ですが、色が淡くて小さい野菜のほうが良い野菜である可能性が高いんです。
この記事では、どうして色が淡くて小さい野菜のほうが、良い野菜であるのか解説しています。
良い野菜の見分け方 色が淡くて小さい野菜のほうが美味しくて体にいい野菜である理由
実はそんなに良い野菜でない可能性が高いのは
- 色が濃い野菜
- 大きい野菜
という特徴をもった野菜です。
もちろん、野菜の種類や品種によって、基本的な色の濃さや大きさが違ってきます。
なので、同じ種類で、同じ品種の中から選ぶならという条件付きで、良い野菜ではない可能性が高くなります。
では、なぜ色が濃くて大きい野菜が良くない野菜と判断できるのか、その理由を解説します。
色の濃い野菜は美味しくない
色の濃い野菜は、美味しくない可能性が高いです。
野菜の味に、えぐみや苦みが強くでることが多いからです。
その理由は、肥料のやりすぎ。
肥料をたくさん野菜にあげると、野菜の味にえぐみや苦みを感じられるようになりやすいんです。
野菜は、光合成で作った糖分と、根から吸収した肥料分を合成して、成長していきます。
ですが、肥料をやりすぎると、体の中の肥料分を使いきれずに、体の中に貯蔵していきます。
この余って貯蔵された肥料分が、えぐみや苦みの原因になるのです。
このとき、貯蔵された肥料分が多ければ多いほど、植物の色が濃くなってしまうので、色が濃い野菜は美味しくない、という現象が起こるのです。
色が濃い野菜
=肥料分が蓄積されている
=えぐみや苦みが出る =美味しくない
色が濃いほうが栄養価も高そう
これは、緑黄色野菜のほうが淡色野菜(たんしょくやさい)より栄養価が高いという説と、ごちゃまぜになっていることが原因の誤解。
この記事で解説している色が淡くて小さい野菜のほうが美味しくて体にいい野菜というのは、同じ種類の同じ品種であることが前提条件です。
確かに緑黄色野菜のほうが、β-カロテンが豊富に含まれているほか、ビタミンやミネラルも多くとることができます。
しかし淡色野菜は、緑黄色野菜よりも食物繊維と水分量が多く、体の免疫能力を高めてくれる効果が期待できるのです。
なので、緑黄色野菜だけではなく、淡色野菜もバランスよく食生活に取り入れるほうが、よりよい生活をおくることができます。
緑黄色野菜とはホウレンソウやトマト、かぼちゃなど色の濃い野菜のことを言います。
淡色野菜とは玉ねぎやキャベツ、もやしなどの色の薄い野菜のことを言います。
大きいものの方がお得感がある
おなじ値段で、同じ野菜なら、大きいものを選びたくなりますよね。
基本的に野菜は、肥料をたくさん上げたほうが、より早く大きく育ちます。
先ほども説明したように、肥料をたくさん上げると、それだけ植物の中に肥料分が貯蔵されている可能性が高くなるので、美味しくない野菜である可能性が高くなります。
しかも、その大きい野菜が、虫食いもなく綺麗な場合、農薬がたくさん使われているリスクも考えなくてはなりません。
なぜなら、肥料をたくさんあげると、それだけ害虫被害にあいやすくなってしまうから。
確かに、同じ金額を払うなら、たくさん入っていた方が、カロリーあたりの値段を低く抑えて、経済的には良い野菜であるかもしれません。
農家は、国の安全性の基準をクリアした農薬しか使えませんから、体への害を心配する必要はないと言えます。
ですが、農薬をたっぷり使って育てた野菜です、と言われて気分の良い消費者の方は、そう多くないと思います。
なので、農薬について気になる場合は、できるだけ小ぶりの野菜を手に取ることをお勧めします。
以上、野菜の見分け方~色が淡くて小さい野菜のほうが美味しく良い野菜である理由~をご紹介してきました。
- 色が濃い野菜は苦みやえぐみが気になる
- 緑黄色野菜と淡色野菜はそれぞれメリットがある
- 大きい野菜にはご用心
スーパーの売り場で、たくさんの野菜の中から、よりよい野菜を選択するために、ぜひとも気を付けてほしいポイントです。
ちょっとしたコツですが、手軽に始められるので、ぜひ次のお買い物のときに、目を光らせてみてください。