健康と美は、人間にとって永遠のテーマと言っても過言ではないでしょう。
- 最近疲れやすくなった
- 鏡をみるのが億劫だ
- しっかり寝たのにスッキリしない
こういったことで悩んではいませんか?
もしかすると、それは老化のサインかもしれません。
個人差はありますが、人間の体は40歳前後を境に老化の階段をのぼりはじめます。
老化は年齢と共に徐々に進んではいるのですが、その症状は階段状に、ある時を境にガクッと姿を現してくるもの。
例えば、しわやシミなどの外見的な特徴や、視力や聴力などの機能的な特徴などなど様々です。
こうした老化の原因として知られているのは、
- 体の酸化
- 体の糖化
- ホルモンバランスの変化
という3つの要因であると考えられています。
ですが安心して下さい。
これらの3つの原因は、あなたの生活習慣によって、ある程度の対策が可能なのです。
思い立ったが吉日。今日があなたの人生で最も若い日です。少しずつコツコツと素敵な年の重ね方をしましょう。
いつまでも若々しく健康的に美しく年を重ねるには野菜と睡眠が大切である
私たちの体は、加齢とともに老化が進んでいます。
その主な原因は
- 体の酸化
- 体の糖化
- ホルモンバランスの変化
この3つであると考えられています。
体の酸化について
体の酸化とは、活性酸素によって引き起こされる体の錆のことを言います。
活性酸素は、人間の呼吸によって吸われた酸素の一部が作り出したり、激しい運動によるものや、タバコの煙や車の排気ガス、紫外線を浴びたり、心理的なストレスによって蓄積されやすいと考えられています。
これらの活性酸素は、人の体にもともと備わっている抗酸化作用によって防がれています。
しかし加齢とともに、個人差はありますが40歳前後を境に、抗酸化酵素を作る力が衰えていき、老化が進むと考えられています。
活性酸素が蓄積していくことで、様々な老化現象を引き起こしてしまうようになります。
活性酸素を抑える抗酸化物質を持つ栄養素として、ビタミンACEや、ポリフェノールやカロテノイドなどの野菜に含まれるファイトケミカルと呼ばれる物質を、食事によって多く摂取することをお勧めします。
体の糖化について
体の糖化とは、食事によって過剰に摂取された糖分が、体を構成するたんぱく質と結びついてしまい、体の細胞等を劣化させる現象を言います。
体の酸化が体の錆と表現されるのに対し、体の糖化は体のコゲと呼ばれます。
体の糖化が進むと、シミ皺たるみなどの症状のほか、動脈硬化やアルツハイマーのリスクが上がると考えられています。
体の糖化を防ぐには、血糖値の急激な上昇を防ぐこと、焦げたものを食べないこと、タバコの煙を吸わないことです。
急激に血糖値を上げない食品(低GI値の食品)を、賢く献立に取り入れて対策していきましょう。
ホルモンバランスの変化
ホルモンバランスの変化とは、加齢や老化に伴い、体のホルモンバランスが変わっていくことで、様々な老化の症状を引き起こすことが知られています。
人は性別に関係なく、男性ホルモンや女性ホルモンが分泌されています。
これらのホルモンバランスが崩れると、女性なのに髭が濃くなったり、男性なのに以前のような活力が湧いてこなかったりと、様々な症状が現れてきます。
その他にも、睡眠や幸福感に関係する脳内ホルモンのメラトニンやセロトニンの分泌が下がり、夜あまり眠れなくなったり、心配や不安が常に付きまとってしまうということも起こります。
これらのホルモンバランスの変化を対策するためには、とにかくストレスをためないことが肝心です。
そのため、良質な睡眠などの休養が最も重要。
体の新陳代謝による若返りや、免疫力にかかわる細胞の生成も、睡眠中に活発に行われます。
睡眠時間は、7時間を目安に取るようにしてください。
忙しくて、なかなか睡眠時間が確保できない場合は、一日のスケジュールを組み立てるときに、睡眠時間の7時間確保を最優先に行うことを試してみてください。
そうすることで、忙しいと思っていたが、実はyoutubeや晩酌に夢中になっていて、体を休めるための時間を浪費していただけだった、なんてことがわかるかもしれません。
野菜は抗酸化作用に低GIにセロトニンに良い
こうした老化の原因を対策するのに、栄養豊富で糖分も少ない緑黄色野菜を積極的に献立に取り入れてもらうことをお勧めします。
抗酸化作用に効果的とされる栄養成分は、
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
- カロテノイド
といった成分です。
これらの多くは色の濃い、緑黄色野菜に多く含まれています。
栄養素の豊富な野菜の王様ブロッコリーや、カロテノイドを多く含むパプリカ、ポリフェノールを多く含むオクラや青シソなど様々。
血糖値を急激に上げない、低GI野菜としては、甘みの強いイモ類やニンジンを除いた、甘みの少ない野菜全般が該当します。
セロトニンはトリプトファンや、ビタミンB6、マグネシウムやナイアシンといった栄養素から作られます。
大豆製品や乳製品、ナッツ類やバナナなどの他、野菜類ではパプリカやブロッコリーなどにセロトニンの原料となる栄養素が多く含まれています。
以上のことから、野菜を中心とした食生活を送ることで、いつまでも若々しく健康的に美しく年を重ねる助けになると考えています。
もちろん、素敵な年の重ね方をするためには、
- 食生活
- 良質な睡眠
- 適度な運動
- 紫外線対策
といった食生活以外の生活習慣も、とても大切です。
今日よりも、明日。
今年よりも、来年が、より良い人生になるように、少しずつでもコツコツとした積み重ねが大切なのです。