マヨラーという人種にとって、マヨネーズは空気と同じ。
無くてはならない調味料。いや、主食である。
でもマヨネーズは、体になにかしらの悪影響があることは理解しているんです。
- 塩分の取り過ぎ
- 脂質の取りすぎ
- 糖質の取りすぎ
- 悪玉コレステロール値が心配
頭ではマヨネーズが不健康に拍車をかけているということは十分理解している。しかし、体がマヨを求めてやまない。
減塩マヨネーズや低糖質マヨネーズに低脂質マヨネーズも販売されているけど、それぞれに失った本来のマヨ味を補うために、増粘剤や水あめやたん白加水分解物や増粘多糖類のような食品添加物がてんこもりで、かえって体に悪いマヨネーズもどきになってしまっている。
ていうか、減塩低糖質低脂質マヨネーズは、マヨネーズにあらず。
では、どうしたらよいのか。
簡単です。健康を害さない理想のマヨを、あなた自身の手で作ってしまえばよいのです。
マヨラー必見マヨネーズを罪悪感なく好きなだけ食べられる方法
本来マヨネーズは、卵黄と酢と食用油の3つだけで作るもの。
なので、食用油の質と食べ過ぎにさえ気を付けておけば、健康を著しく害することは無いと考えています。
しかし、市販のマヨネーズは安価で大量生産するために、それぞれの材料の質を下げたり、本来必要のない添加物をこれでもかと投入することによって、健康に悪いマヨネーズがたくさん流通しているという事態になっているのです。
つまり健康に良い、体にいいマヨネーズは作れる。
ということなのです。
ダイエットに気を使っているのに太ったり、血糖値や血圧が上がったり悪玉コレステロールの心配がある方も安心して食べられる。そんな理想のマヨネーズを、自作してみませんか?
基本のマヨネーズの作り方レシピ
基本のマヨネーズの作り方は、下記を参考にしてみてください。
自家製マヨネーズの作り方
卵黄 1個
塩 小さじ1/2
酢 大さじ1
食用油 100ml
1卵黄と塩を混ぜる
2油を極少量ずつ加えながら混ぜる
3油を50ml加えたところで酢を加え
4さらに油を少量ずつ加えながら混ぜる
完成。
混ぜるのがとっても大変なのが玉に瑕。筋トレかな?— のっち@ブログ×SNS系自然農家 (@arinofarm) April 7, 2022
この分量で、約150mlのマヨネーズが出来上がります。
マヨネーズの材料にする卵は、お財布と相談して、できるだけ質の良い卵を使って下さい。きっと美味しいマヨネーズになってくれることでしょう。もちろん余った白身も、後で美味しく頂くので捨てずにとっておいてくださいね。
お酢はお好みで、私は黒酢が好きなので黒酢を使いました。洋風料理に使いたいなら白ワインビネガー。フルーティーに仕上げたいなら、レモン汁やリンゴ酢などを利用しても、美味しく仕上がります。
減塩が気になる場合は入れる塩の量を減らしたり、塩を使わずに作ることも可能です。その場合、旨味を引き立てる場合に、仕上げの工程でマスタードやコショウなどの香辛料を入れて味を調えます。
食用油は、悪玉コレステロール値を抑える効果が期待できる、エキストラバージンオイルを使います。メーカーや原材料によってオイルの味わいが違うので、お好みのものを選択してください。個人的には、香りが爽やかで、辛味や苦みの穏やかなオイルを選択すると失敗が少ないかなと思います。
作り方のコツは、工程2の油を極少量ずつ加えながら混ぜる、の部分。
油を混ぜるときは、最初は本当にごく少量ずつ加えるようにしてください。ほんの小さじ1/2くらいの油でちょっとずつ混ぜていって、分離せずに完璧に混ざったのを確認してから、さらに油を小さじ1/2くらいずつ混ぜていきます。
ごく少量ずつ加えても、油が分離しなくなったら、本当にちょっとずつ加える油の量を多くしていってください。
焦らず、じっくりがなにより大事。
貴方の理想のマヨネーズは、あなたの腕にかかっているのです。
しっかりと混ぜることが出来れば、油を50ml加えた時点で、カスタードクリームのようにもったりとしたマヨネーズになっているはずです。
行程3でお酢を混ぜる部分でも気を付けてもらいたい点があります。
一度に大さじ1をまとめて入れるのでも作れるのですが、失敗するリスクを少なくしたいなら、酢を大さじ1/2加えて問題なく混ざってから、もう半分を加えるようにしてみてください。
せっかくマヨネーズが出来上がってきたのに、ここで失敗してしまっては、がっかりですものね。
お酢を混ぜることで、一気に水分量が多くなり、ゆるゆるのマヨネーズになりますが、工程4で再び油を加えていく過程で、徐々にマヨネーズらしい粘度に上がっていくので、安心して混ぜていってください。
行程4で、残りの半分の油を少量ずつ加えながら混ぜていきます。
この時は工程2程気を使って、少量ずつ加える必要はありませんが、それでも慎重をきして5mlくらいずつからスタートして、様子を見ながら一度に加える食用油の量を調節していってください。
分量の食用油を混ぜ終わったら、完成です。
さらに理想のマヨネーズに近づけるために
ここからは、アレンジパートです。
4つの工程で基本のマヨネーズが出来上がったら、あとはお好みでカスタマイズするだけ。
パンチが欲しければ、黒コショウやピンクペッパーにマスタードなどの香辛料を。
香りをプラスしたければ、細かく刻んだハーブやスパイスを。
コクを効かせたいなら、粉チーズをふる。
酸味を追加したいなら、レモン汁をプラス。
などなど、あなたのアイディア次第で、無限にマヨネーズが進化していきます。
画像のマヨネーズには基本のマヨネーズに、からしと黒コショウを入れて仕上げました。ピリリとパンチの効いた特製マヨネーズの完成です。
余った卵白は冷蔵庫の余りもの野菜でオムレツに
このマヨネーズレシピは、卵黄だけで作るので、当然卵白が余ってしまいます。
余った卵白は、冷蔵庫に残りがちな余りもの野菜を細かく切って、オムレツにして頂きましょう。
画像のオムレツには、半端に余った万能ねぎと、蒸し大豆が入っています。
出来上がったら、さっそく理想のマヨネーズをかけて、美味しく召し上がれ。