夏は暑いですよね。おかげで畑や花壇の水やりが大変です。
水分が太陽の光や高温によって乾燥しやすく、朝と夕方の2回もまかなくてはなりません。
そこで気になるのが、水道代金。いつもの月より2~3倍に膨れ上がることもよくあるそう。
そんなときに、ぜひ試していただきたい節水方法が2つあります。
- 水が蒸発しにくいようにする
- 蛇口をひねらず水を調達する
の2つです。この記事では、夏場の水資源を節約する節水術をごしょうかいしています。参考になさってください。
水が蒸発しにくいようにする
そもそも、太陽光や夏の高い気温によって、ほかの季節に比べて水が蒸発しやすいことが、水道代金をふくらませている原因となっています。
なので、まずは原因の対策を施すことが大事です。
マルチングして水分の蒸発を防ぐ
まずはじめに試していただきたいのが、マルチング。
植物が植えられている地面の表面を、ビニールやウッドチップ、あるいは藁などで覆ってみてください。
こうすることで、直接太陽光が当たらないようになるので、水分の蒸発量を抑えることができるようになります。
また、地表面にマルチング素材によって日陰が作られるようになるので、地温上昇による水分蒸発も防ぐことができます。
雑草をすべて刈り取らないようにする
雑草の刈りすぎにも注意です。
前述のマルチングとも関係しているのですが、地表面をむき出しにすることによって、太陽光が直接当たり、地温が上昇するので、水分が失われやすくなります。
そのため、夏場の雑草は、地面が見えない程度には残しておくほうが、水分が失われにくくなるので、水やりにかかる水道代の節約につながります。
日陰を作る
園芸グッズの遮光カーテンや、簾などを利用して、人工的に日陰をつくってあげるのも、水道代節約に一役買います。
そもそも水分が失われるのは、直射日光と高温が原因ですので、日陰を作ることで、植物の水切れを防ぐ効果が期待できます。
また、ちょっと背の高い低木や、朝顔やニガウリなどのつる性植物で緑のカーテンを作るのも素敵です。
蛇口をひねらず水を確保する
次は、水道の蛇口をひねらずに水を確保する方法を紹介していきます。
水を再利用することで、水道代金を節約する方法を知ることで、環境に優しい節水に取り組むことができます。
おふろの残り湯を利用する
前日に入ったおふろの残り湯を利用する方法です。
この方法は、お風呂に入浴剤などを使用していないことが条件になりますが、大量の水を確保できるので、一番効果的な節水方法です。
バスルームから、庭や畑まで、自分で水を運ばなくてはならないので、ちょっと大変なのがデメリットですが、水の有効活用ができるという点では、一番多くの水資源を確保できます。
ちょっと考え方を変えてみましょう。
水を運ぶのが大変だ、じゃなくて、これは筋トレを兼ねたダイエット運動であると、発想を変えてみるのはいかがでしょうか。
一気に健康的で、ポジティブなイメージになりませんか?
おふろの残り湯を活用する。
おススメです。
雨水を利用する
雨水タンクという製品をご存じでしょうか。
家の屋根の雨どいに取り付ける器具なのですが、屋根に降ってきた雨を、雨どいを伝って回収するという仕組みで、自然の恵みを利用できるとってもエコな道具です。
初期投資が必要ですが、デザインも豊富で、あなたの家の外観に合わせて選べるので、オシャレに使うことができます。
お風呂の残り湯利用と違い、一度設置してしまえば、労力をかけずに水を使うことができます。
クーラーの室外機の排水を利用する
真夏ともなれば、熱中症警戒アラートが毎日のように発令されています。
もちろんクーラーを使用していることと思いますが、そのクーラーの室外機に排水パイプというものが設置されているのをご存じでしょうか?
正式名称は、ドレンホース、と呼ばれています。
このドレンホースは、クーラーを作動させるときに発生する水を屋外に排水するという役割を持っています。
そうです、この屋外に排水された水を利用するというわけです。
やり方は簡単。ドレンホースの先を、バケツや大き目のじょうろに差し込んでおくだけ。
こうすることで、クーラーを使用すると自動的に水が溜まっていきます。
ホースの先端が水につかると、水漏れの危険があるので、満水になってもホースが水に入らないように注意が必要です。
通常この排水部は、室外機とセットにして設置してあるので、室外機の配管をたどっていくと見つけることができます。見たことがないという方は、この機会にぜひ探してみてください。
クーラーが作動中に発生する水というだけあって、とってもひんやりしていますが、庭の水やりに利用できますよ。
以上、夏の庭の水やりで使う水道代金の節約方法でした。