野菜宅配サービスを利用してみたいけれど、こんな悩みを持っていませんか?
- 健康や安心のことを考えて無農薬野菜が良いけれど、虫が苦手なので野菜についていないか心配
- スーパーなどで買った野菜でも捨ててしまうほど、虫がだめ
こういったお悩みを持つ方って、結構いらっしゃるようなんです。
ですが、本当に申し訳ありません。
ありのファームでは、栽培期間中に農薬を一切使わないので、どうしてもお届けする野菜に虫が混入してしまうことがあります。
もちろん、収穫して梱包するときに、細心の注意を払て作業をしておりますが、どうしても見落としが発生してしまうのです。
対策としましては、
- 虫の混入リスクが少ない季節(夏/冬)だけ利用する
- お湯で洗って綺麗にしてから食べる
- 虫のリスクよりもメリットを重要視する
- 工場生産の宅配野菜を利用する
といったことがあげられます。
宅配野菜の虫が心配な場合 虫の少ない季節だけ利用するのがおススメ
ありのファームの野菜は、栽培期間中に農薬を一切使わないこだわりの農法で、雑草を除草したり、殺虫剤で虫を殺したりしないので、どうしても虫のリスクが伴います。
なので、絶対に虫は嫌だというお客さんには、正直に申し上げて、利用はお勧めできません。
また、虫食いや、形が不ぞろいな野菜が入ることもあるため、スーパーやデパートなどの生鮮食品売り場に並んでいるような、綺麗な野菜をお求めになりたい方にも、利用はお勧めできないと思われます。
ですが、それでもやっぱり農薬を使っていない野菜を食べたい。
美味しい野菜を食べてみたい、というあなたには、ぜひとも一度ご賞味いただきたい野菜たちです。
そんなときには、野菜に虫が混入するリスクが、比較的低い季節限定で、ありのファームの野菜宅配サービスの利用を、ご提案したいと思います。
虫の混入リスクが比較的少ない季節は夏と冬
野菜に混入する虫といったら、一番に思いつくのが芋虫系の虫です。
蝶や蛾の幼虫が主でしょうか。
春先に最も発生し、野菜の構造が複雑で虫の発見が難しい、キャベツやブロッコリーの旬の季節でもあります。
なので、一年でもっとも虫リスクの高いのが、春の季節であると言えます。
夏は、一年で最も暑い季節。
一般の家庭では、蚊やセミの音が印象に残るせいか、虫といえば夏、というイメージを持っているかもしれません。
ですが、夏の虫混入リスクは、比較的少ない傾向にあります。
夏に旬を迎える野菜には、トマトやナス、オクラなどの果菜類がメインです。
野菜の構造的にもシンプルで、虫が付着していれば判別が容易で、梱包の際に混入するリスクが、比較的低くなる季節といえるのです。
夏の暑さがおさまり、過ごしやすくなってくる季節。
虫もまた、同様に活動しやすくなるようで、この季節も虫の混入リスクが、比較的高くなる傾向にあるように思います。
夏の暑さで弱っていた葉物野菜が旺盛に育つようになりますが、葉物野菜を食べる虫たちもまた、活発に動き回るようになります。
トマトやナスなどの果菜類に比べ、野菜の構造が比較的複雑なコマツナやチンゲンサイなどの葉菜類は、虫の住みかにもなりやすく、虫混入のリスクが高まるのです。
寒さが厳しくなる冬。
私たち人間が外に出るのがおっくになるように、虫たちもまた石や落ち葉の裏側に身を寄せ、じっと春になるのを待つ季節です。
冬に旬を迎える野菜たちも、大根やニンジンなどの根菜類がメインとなることもあって、虫混入のリスクは一年で最も低い季節と言えます。
このような理由で、虫が大の苦手であるが宅配野菜を利用したいと考えている場合、
夏と、冬の、季節限定でのご利用を提案させていただきたいと思います。
必ず虫が減って混入しないというワケではなく、混入するリスクが比較的低くなるだけ、という認識をお持ちになっていただけると、幸いです。
虫が気になる場合は50℃のお湯で洗って綺麗にしてから食べる
さて、比較的リスクの少ない季節のご利用であっても、完璧に虫を取り除けるとは限りません。
なので、どうしても気になる場合は、50℃程度の、少し厚く感じる程度の温度で、野菜を洗うことをお勧めします。
なぜ、水ではなくお湯なのか。
それは、お湯で洗う方が、虫が落としやすくなるからです。
通常自然界では、雨が降りますよね。
なので、あるていどの水洗いでは、虫は頑張って住みかにいようと、野菜にしがみつきます。
しかし、普通では考えられないような温度の水で洗うと、身の危険を感じて逃げようとするのです。
野菜が浸る程度の大きさの桶に、50℃程度のぬるま湯を張り、野菜を浸して洗ってみてください。
綺麗になったなと思ったら、その後冷水でサッと流して完了です。
あまり高温でも野菜が傷みますし、低温すぎても虫は頑張れます。
50℃程度が、適温なのです。
虫のリスクよりもメリットを重要視する
これは少々乱暴なのですが、リスクよりも得られるメリットを見て、気にしないようにしましょうという精神論、そういったモノの見方を提案しているものです。
ありのファームでは、そもそも雑草や虫を敵として認識しておらず、野菜と一緒に畑の中で暮らす仲間であると、認識しています。
- 農薬を使わない
- 化学肥料を使わない
- 畑を耕さない
- 雑草を除草しない
このようなルールを設けて、よりよい野菜を育てることを目指しています。
だからこれだけ美味しいのだと、虫が気にならなくなるほど強く思っていただけると、嬉しく思います。
工場生産の宅配野菜を利用する
それでも、どうしてもだめ、虫だけは苦手なんです。
という場合には、工場生産された野菜の利用をお勧めします。
ありのファームでは提供できないのですが、工場の中という完全に自然界から隔離された密閉空間の中、水と光と肥料を与えられ、無菌状態で育てられる野菜たちが存在します。
虫が好む葉物野菜などを中心に、最近ではドローンやAIを駆使した、植物工場という分野で活発になってきています。
全ての野菜が土を離れ、人の手で一から作られる日が来るのも、そう遠くない未来の話なのかもしれませんね。
以上、宅配野菜の虫が心配な場合 虫の少ない季節だけ利用するのがおススメについてお話してきました。
- 虫の混入リスクが少ない季節(夏/冬)だけ利用する
- お湯で洗って綺麗にしてから食べる
- 虫のリスクよりもメリットを重要視する
- 工場生産の宅配野菜を利用する
虫が気になる場合は、このような点について気を付けて、ご利用を検討してみてください。