野菜と子ども

子どもが好きな野菜ランキング2021 10年連続1位はトマト

12歳以下の子どもがいる家庭に、子どもの野菜の好き嫌いを尋ねたランキングというものが、タキイ種苗のホームページに紹介されていました。

子どもが好きな野菜のランキングは

  • 1位 トマト
  • 2位 じゃがいも
  • 3位 さつまいも

となっていました。

3位以下は、きゅうりやニンジンなど、家庭菜園でおなじみの野菜がランクインしていました。

2021年度 野菜と家庭菜園に関する調査

https://www.takii.co.jp/info/news_210819.html

子どもが好きな野菜ランキング2021のトップ10 1位はトマト

子どもが好きな野菜ランキング2021ということですが、一番人気のトマトは、今年で10年連続で一位に選ばれているのだそう。

理由としては、

美味しいから(86.4%)、

その野菜を使った料理が好きだから(18.2%)、

など、純粋な「おいしさ」から支持されていることがわかります。

逆に言えば、このランキング結果からも、美味しくないから、子どもが野菜を嫌いであるということが言えます。

子どもが野菜を食べない理由は美味しくないから 酸味と苦みが苦手な理由子どもが野菜を食べなくて困っている、という家族の声をよく聞きます。 成長に大切な栄養がたくさん入っている野菜は体にいいから...

トマトの次に人気なのが、じゃがいもとさつまいも、どちらもイモ類です。

ジャガイモは、フライドポテトやポテトチップス、ポテトサラダなど、子どもが好きそうなメニューに調理できます。

サツマイモなどは、大学芋やスイートポテトなど、甘くておいしい、野菜というよりはお菓子といったいめーじが強い野菜です。

子どもに、野菜を好きになっていもらうためには、やっぱり美味しさが、なにより大切なんです。

大人が好きな野菜 トップ10もやっぱりトマトが1位

大人の好きな野菜ランキングトップ10も、ホームページに掲載されています。

  • 1位 トマト
  • 2位 じゃがいも
  • 3位 たまねぎ

こちらも、子どもと同様1位にはトマトがランクインしていました。

こどものランキングは、純粋に美味しい野菜が上位にランクインしていましたが、大人はそうでもない様子。

美味しさのほかに、健康に良さそうや、栄養が豊富層など、機能的な側面も注目されているようです。

さらに、子どものランキングには見られない、枝豆や大根がランクインしていて、ビールや日本酒と一緒に楽しむためかな?と思うような種類の野菜がランクインしていました。

家庭菜園で扱える野菜が多くランクインしている理由

こうして好きな野菜ランキングにランクインしている野菜は、比較的手軽に家庭菜園で栽培することができる種類の野菜が、多くはいっています。

タキイ種苗が統計を取ったので、必然的にランキングに投票した人は、家庭菜園になじみの深いひとばかりなので、そうなるという側面もあるとは思います。

しかし、これはつまり、自分で育てた野菜を好きになる、ということが言えるのではないかと考えられる結果でもあります。

自分で育てた野菜を好きになる。

これが正しいのであるとするならば、子どもの野菜嫌いの克服に、家庭菜園は大きく役立てることができるのではないでしょうか。

家庭菜園で子どもが野菜を好きになる説

かくいう私も、農業に大きく興味を持ったきっかけは、家庭菜園でした。

庭においてあるプランターから収穫したミニトマトが、その辺のスーパーで売られているトマトよりも、ずっと美味しく感じたのです。

私の、勘違いだったのかもしれません。

ですが、愛着を持って育てた、我が子のように可愛いミニトマト。

それが、どこのトマトよりも美味しく感じたのは、確かなのです。

子どもが、おうちの方と一緒に、愛着を持って、楽しんで育てたミニトマトは、きっとスーパーで買うよりも、ずっと美味しく感じられるのではないでしょうか。

子どもが好きな野菜と一緒に、ちょっと苦手な野菜も家庭菜園に取り入れることで、子どもの野菜嫌いを克服するきっかけにしてみてみるのは、どうでしょう。

ABOUT ME
のっち
のっち
私は、鹿児島県志布志市にある畑で営農している個人農家です。 無農薬、無肥料、不耕起、無除草栽培で、安心安全で美味しい野菜は当たり前、環境にも優しい農業を目指しています。