一緒に複数の植物を植えると、互いに生長を助け合うコンパニオンプランツ。
コンパニオンプランツについて詳しく知りたいと思ったときに参考になるおススメの書籍についてご紹介したいと思います。
- 野菜の植え合わせベストプラン
- コンパニオンプランツの野菜づくり
私はこの2冊のコンパニオンプランツ本が、とても分かりやすくて参考になりました。
どのような本なのか、比較形式で解説していきます。
コンパニオンプランツ本おススメ2冊を比較レビュー
結論から申し上げますと、
- ベランダ菜園やプランター栽培など小規模の家庭菜園でおススメなのが、野菜の植え合わせベストプラン
- 栽培面積がある程度確保できる家庭菜園でおススメなのが、コンパニオンプランツの野菜づくり
野菜の植え合わせベストプラン
自然菜園コンサルタント、竹内孝功さんの書籍。
- トマト
- ナス
- ピーマン
- キュウリ
- スイカ
- トウモロコシ
- レタス
- ハクサイ
- キャベツ
- 菜っ葉類
- ホウレンソウ
- 玉ねぎ
- ジャガイモ
- ニンジン
- 大根
- ソラマメ
- エンドウ
これらの野菜についてコンパニオンプランツが紹介されています。
この本の特徴は、プランター栽培でも使えるコンパニオンプランツについても書かれているところ。
紹介されているのは、縦30センチ、横60センチ、高さ25センチの底面給水型のプランターを使ったプランター栽培。ですが、本で紹介されているプランター栽培用に使う土の、材料をそろえるハードルが結構高い。
野菜用の培養土に、数種類の土壌改良用土の他、蝙蝠の糞を自然発酵させた資材を投入するので、近くに品揃えの良いホームセンターで調達するか、インターネット通販で購入するかしないといけません。
もちろん、普通の培養土だけでも実践は可能です。でも、最初に手をかけてあげることで、後が楽。野菜が元気に育ってくれると書かれていました。
また、挿絵やカラーの写真も多く掲載されていて、子どもさんのいる家庭では親子で楽しく読めるコンパニオンプランツ本です。
コンパニオンプランツの野菜づくり
東京大学農学博士、木嶋利男さんの書籍。
- トマト
- ナス
- ピーマン
- キュウリ
- カボチャ
- スイカ
- メロン
- トウモロコシ
- 枝豆
- つるありインゲン
- キャベツ
- ハクサイ
- 小松菜
- ホウレンソウ
- 春菊
- 玉レタス
- ニラ
- 玉ねぎ
- カブ
- 大根
- ラディッシュ
- ニンジン
- サツマイモ
- ジャガイモ
- 里芋
- 苺
- シソ
- ミョウガ
- ニンニク
- オクラ
- ゴボウ
- ラッキョウ
といった野菜のコンパニオンプランツについて紹介されていました。
このほか、柑橘類、ブドウ、ブルーベリー、カラント類、イチジク、柿、プラム、オリーブといった果樹についてのコンパニオンプランツが紹介されています。
作業風景の写真などはありませんが、カラーの挿絵で詳しく解説されてあるので理解しやすいです。
この本の特徴は、読み応えのあるコラム。もちろんコンパニオンプランツについての解説も詳しくて勉強になるのですが、
- 生やしておくと良い雑草
- コンパニオンプランツ実践例
- バンカープランツの使い方
- 混植&リレーの年間プラン
- 緑肥作物の使い方
この5つのコラムが、とても役に立ちました。
特に混植&リレーの年間プランは、連作障害を防ぎつつ、同じ野菜を同じ場所で栽培し続けられるというメリットもあり、私の畑でも活用しています。
コンパニオンプランツについての書籍はまだあまり多く出版されていませんが、コンパニオンプランツを上手く活用することで、様々なメリットがあります。
コンパニオンプランツ3つのメリット
1️⃣病害虫対策
2️⃣生長促進
3️⃣生産性向上相性の良い植物同士を一緒に植えると、相乗効果でより良い実りが得られます。トマトとバジル、キュウリと長ネギなどが有名。
自然は奥深いようで、まだ原理が解明されていない組み合わせの方が多く、とても神秘的です。— のっち@自然農家 (@arinofarm) April 16, 2022
上手に活用して、より良い収穫を目指してみてください。