野菜と健康

減塩料理のコツは旨味酸味辛味と香りをプラスするべし

減塩料理。

健康のため初めて見たものの、なかなか思ったようにうまくいかないというお悩みを持っていませんか?

減塩料理は、簡単なコツさえつかんでしまえば、とても簡単に美味しい料理に仕上げることが出来ます。

減塩料理のコツは、

  • 旨味
  • 酸味
  • 辛味
  • 香り

を料理にプラスするだけ。

たった4つのポイントを抑えるだけで、とっても美味しい減塩料理が完成しますよ。

減塩料理のコツは旨味酸味辛味と香りをプラスするべし

高血圧などの生活習慣病を改善するために、まず気を付けたいのが、塩分摂取量ですよね。

統計では、日本人は毎日の食事で、とても多くの塩を接種していることがわかっています。

和食では、塩や醤油に味噌などの、塩分がたっぷり入った調味料で味付けすることが多く、減塩するのが難しいと感じている方が、とても多くいらっしゃいます。

そんなときに役立つ減塩料理のコツが、旨味と酸味と辛味と香りを、上手に料理に取り入れることなんです。

出汁を効かせて旨味をアップ

料理に使う塩分を減らすために、もっとも大事なのが、だしを効かせて旨味をプラスすること。

鰹節や昆布、シイタケなどの出汁を利用すると、料理に使う塩分を減らしても、きちんと味が仕上がるのでお勧めです。

一種類の出汁を使うよりも、鰹節と昆布、シイタケと昆布、といった別の出汁の食材を組み合わせることで、うまみの相乗効果が発揮され、より美味しく料理を仕上げることが出来ます。

私のうちでは、鰹節と昆布を合わせてお味噌汁を作るのが定番になっています。

家庭料理なので、要領よくパパッと作れるように、昆布は細かく砕いて出汁が出た後もそのまま、鰹節はだしを取った後も具材として入れっぱなしにすることで、具沢山お味噌汁として食べています。

だしの旨味成分の相乗効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

野菜を美味しく食べる「だしのコツ」美味しく減塩できて一石二鳥美味しい野菜をもっと美味しく食べるコツをご紹介したいと思います。 そのコツは、だしの旨味の相乗効果を利用すること。 多くの野...

酸味は旨味を引き立ててくれる効果があります

出汁を効かせて旨味をアップさせることで、料理に使う塩分を少なくしても美味しく食べられるのですが、ここに酸味をプラスすることで、さらに旨味をアップさせてくれる効果があります。

また、酸味は塩味を強く感じさせる効果もあります。

酢のものはもちろん、サラダのヘルシードレッシングとして利用したり、から揚げにかけても薄味で美味しく食べられるようになります。

この時に使うお酢を、普通のお酢から、うまみ成分であるアミノ酸を豊富に含んだ黒酢に変えるだけで、さらなる減塩効果を得ることが出来ますよ。

黒酢ワインビネガーなどの酢や、レモンなどの柑橘類で、旨味を引き立ててみてください。

辛味でパンチの効いた減塩料理に

減塩料理は、塩を減らして調理するため、どうしても味がぼやけてしまいがちです。

そんな時に役立つのが、辛味。

減塩料理が完成したけれど、ちょっと物足りなさを感じた時は、塩や醤油じゃなくて、七味唐辛子や一味唐辛子を振りかけてみるのがおススメ。

塩気を欠いてぼんやりしてしまった料理に、ピリリと辛いパンチをプラスしてくれます。

私のお勧めは、ゆずの風味も楽しめる、ゆず七味。

七味唐辛子に、ゆずパウダーが配合されたスパイスなんですが、旨味と酸味と辛味と香りが全部詰め込まれた、減塩料理の救世主のような存在です。

香りで風味豊かな減塩料理に変身

料理というのは、味だけで楽しむものではありません。

料理の見た目や食感、香りも美味しく感じるために必要不可欠な要素なんです。

カレーライスを想像してみてください。

学校や仕事から帰る途中、なんともスパイシーな良い香りがただよっていると、お腹がすいてきませんか?

美味しそうな香りだなぁ~

これは、きっと、カレーライスの香りだなぁ~

なんて思いながら歩いていると、だんだん家の近くになるにつれて香りが強くなってくる。

お。

今日は、カレーライスかな?

なんて、香りだけでも食欲を湧き立てられたりしませんか?

それくらい、料理の美味しさに香りは深く関係しているんです。

良い香りのする料理は、それだけ美味しく感じられるもの。

カレー粉やローズマリーなどのスパイスやハーブを上手に活用することで、美味しい減塩料理に仕上げることが出来ます。

減塩料理の最も簡単な対策法は食事に美味しい野菜を食べること厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人1日あたりの塩分摂取量の目標値は、男性が7.5g未満で女性が6.5g未満となっています...

どうせ使うなら美味しい塩を選ぶことで減塩できます

減塩料理に大切なのは、そもそも美味しい塩を使うことです。

人工的に作られた塩は、塩化ナトリウムという成分で構成されているのですが、これだけではただ辛いだけの塩。

天然の海水や岩塩を利用して作られた塩は、塩化ナトリウム以外に、豊富なミネラルが含まれています。

こうした天然の塩を活用することで、塩だけでうまみ成分を持っているので、使う量を減らしても料理が美味しく感じられるようになるのです。

様々なメーカーから、いろいろな種類の天然塩が販売されているので、たくさん試してみてあなただけの最高の塩を探してみてください。

グルメなご友人がいらっしゃれば、美味しい塩について教えてもらえるかもしれません。

ちなみに、私のお勧めの天然塩は‎粟国の塩(あぐにのしお)です。

沖縄県粟国村近海から汲み上げた海水を、10日間昼夜休みなく水分を蒸発させ、さらに平釜で30時間煮詰めた後、脱水・乾燥に2週間、約1ヵ月かけてできる天然の塩。

とにかく、美味しいんです。

この塩を使うと、キュウリを塩もみしただけなのに、一流の料亭で出てくるような香の物に早変わりするんです。

美味しい塩を試してみたいと思ったあなたに、是非お勧めしたい逸品です。

 

ABOUT ME
のっち
のっち
私は、鹿児島県志布志市にある畑で営農している個人農家です。 無農薬、無肥料、不耕起、無除草栽培で、安心安全で美味しい野菜は当たり前、環境にも優しい農業を目指しています。