スーパーやコンビニ、デパートなどの生鮮食品売り場で野菜を買ったのに、
- 野菜が美味しくない
- 子どもが野菜を食べてくれない
- 料理をレシピ通りに作ったのに美味しくできない
こんな悩みや不満を持ったことはありませんか?
これすべて、買った野菜がそもそもあまり品質の良いものではなかったからかもしれません。
では、どうして売り場に品質の良い、美味しい野菜が並ばないのでしょうか。
日本のスーパーで売られている野菜が美味しくない理由は、美味しい野菜を作っても農家が儲からないからなんです。
スーパーの野菜が美味しくない理由は農家が儲からないから
美味しい野菜を作っても、野菜のつくり手である農業従事者がちゃんと利益を確保できなければ、作りませんよね?
普通の会社員でもそうです。
どれだけ頑張って働いても赤字ならば、転職や離職をします。
では、どうして、美味しい野菜を作ると農家が儲からないのでしょうか。
スーパーで野菜は綺麗で大きさの揃ったものしか売れない
スーパーなどの生鮮食品売り場の野菜たちを思い浮かべてみてください。
袋に詰められ、とても綺麗で、形の揃ったものがずらっと並んでいますよね。
同じ野菜を手に取るとき、その中からどれを選びますか?
新鮮なもの?
大きいもの?
価格の安いもの?
それとも美味しそうなものでしょうか。
ですが、味は食べてみるまで、購入者は見分けることができませんよね。
売ることだけを考えるなら、味は二の次。
見た目だけを整えた野菜を作る方が、農家も売り場も利益になるのです。
化学肥料と農薬を使って早く育てて大量に出荷したほうが利益になる
スーパーやデパートなどで売り出す場合、毎日多くのお客さんが買いに来るので、大量の野菜が必要になります。
スーパーに野菜を卸す場合、とにかく見た目が綺麗で大きさがそろった野菜でないと、売り場に並べさせてもらえません。
となれば、農家は早く綺麗に野菜を育てる必要が出てきます。
野菜を早く育てるために、最も効果的なのが化学肥料をたっぷり使う事。
化学肥料をたくさん使うことで、野菜は大量に安定して収穫することが可能になります。
ですが、野菜を美味しく育てることにはつながらないのです。
そして、野菜を虫食いや病気から守り、綺麗に育てるために必要なのが農薬です。
速く大きく育って病気に強い品種を育てたほうが利益になる
同じ野菜でも、いろいろな品種があるのをご存じでしょうか。
例えばイチゴでも、とちおとめ、紅ほっぺ、さがほのか、などなど様々な品種が存在しています。
いろいろな品種の中には、味や食感などは最低限に抑えて、スーパーなどの商店でよく売れるようにする目的で、改良を重ねた品種が存在します。
- 病気に強くなるようにした
- 暑さと寒さに耐性を持たせた
- 早く育ち収穫量が多くなるようにした
- 綺麗な形に揃いやすくなるようにした
例えば、このような品種改良が重ねられていたりします。
味は二の次、作りやすさと収穫量、そして綺麗に仕上がることに重点をおいたこれらの品種は、味と食感に重きを置いた品種と比べるまでもありません。
美味しい品種と、作りやすい品種は、全くの別物なのです。
スーパーなどに卸して利益が出るのは、作りやすい品種であることは間違いありません。
だから、スーパーで買う野菜は美味しくないのです。
美味しい野菜は美味しく作っている農家から直接買う時代
農家が素早く大量の野菜を作らなければ、スーパーでは十分な利益を上げることができません。
赤字経営では、農家は潰れてしまいます。
では、スーパーが悪いのかというと、そうでもありません。
農家が減り、人口が一極集中している現代社会に、大量に安定して野菜を購入できる環境は、絶対に必要です。
そもそも、野菜の味にこだわりを持っていないお客様も大勢いらっしゃいます。
ドレッシングなどの加工食品が豊富にそろっている現在、野菜本来の美味しさを補う技術もたくさんあります。
じゃあ、美味しい野菜はどこで手に入るのか。
作りやすい野菜ではなく、美味しい野菜を作っている農家から、直接購入すればよいのです。
食にこだわりのあるお客様や、素材にこだわったレストランでは、独自に野菜を購入する先を決めています。
あなたにも、こだわりのお店ってありませんか?
洋服を買うなら、このお店。
ケーキを買うなら、あのお店。
それと同じように、野菜を買うなら、ありのファーム。
美味しさにこだわって、農薬も一切使わずに育てた自慢の野菜を、ぜひ一度手に取ってみてください。