大学教授でガン治療を研究している抗がん剤研究の権威、前田浩さんの書かれた本「最強の野菜スープ」を読んだので、作り方のレシピと簡単な要約と感想をご紹介しようと思います。
最強の野菜スープというだけあって、材料となる野菜は安価で一年中手に入りやすく、作り方もとっても簡単。
玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、トマト、カボチャ、ブロッコリー。6つの野菜を柔らかくなるまで煮込むだけなのです。
それでいて栄養豊富で、健康や美容に良いという、まさに最強の名前にふさわしい野菜スープなのです。
最強の野菜スープの作り方レシピ
最強の野菜スープのつくり方は、とても簡単。
用意する材料
- 玉ねぎ
- ニンジン
- キャベツ
- トマト
- カボチャ
- ブロッコリー
作り方
- 野菜を食べやすい大きさにカットする
- 野菜の3倍の水で柔らかくなるまで煮込む
煮込むときに野菜の皮や芯や根や種なども、不織布でできたお茶パックやだしパックに詰めて、一緒に煮込むことでさらに栄養価の高いスープになります。
煮込むときは吹きこぼれないように、沸騰直前に弱火にします。
野菜を細かく切れば切るほど煮込む時間が短くなり、野菜の種類にもよりますが10~30分くらいで柔らかくなります。
基本のレシピには、塩や胡椒などの調味料が一切入っていないのに不思議と美味しいスープに仕上がるんですよね。普段捨ててしまがちな野菜の芯や根っこなどから、煮込んでいるうちに旨味がたっぷり溶け出してくれているのだと思います。
ハンドブレンダーやミキサーを使うと、ポタージュのような滑らかなスープにもアレンジできますよ。
最強の野菜スープの要約
野菜は生で食べるよりも、加熱調理したほうが栄養成分が抽出され、消化吸収がしやすくなるのだそう。
ビタミンCなどの熱に弱く、水溶性のため水に溶けだして失われてしまうとされる栄養素も、野菜スープなら無駄なくとれる。
だから、野菜スープが最強だ。
という内容の本でした。
確かに、野菜を加熱調理して食べるという事は、健康にとってとても良いと感じます。
- 温まる
- かさが減る
- 食べやすい
- 栄養の吸収効率が上がる
というメリットがあるからです。
身体の免疫力のほとんどは、腸に集まっています。
しかし、腸の内臓温度が下がってしまうと、腸の活動が抑えられてしまって、免疫力が下がってしまうリスクがあります。
よくお腹を冷やしてしまうと、お腹が痛くなってしまったりするじゃないですか。
あれもやはり、体の免疫力が下がってしまったことによる不調が表れて起こる現象なのではないかと考えています。
日本人の二人に一人が発症すると言われている、がん。
がん細胞は35℃台の体温の時に、もっとも活発に増殖することがわかっており、重大な病気を予防するという意味でも、体の温度を下げないことは重要であると思います。
加熱調理することで、野菜のかさが減ります。
そうすることで、一度の食事中により多くの野菜を食べられるようになります。
厚生労働省が推奨している野菜の摂取量は、1日に350g以上を推奨しています。
生野菜でこの量の野菜を食べるとなると、とても大変。途中でお腹がいっぱいになってしまうという事もあるでしょう。
しかし、野菜スープにしてかさを減らしておけば、食べる負担も減るというワケなのです。
野菜スープにすると野菜が食べやすいということもメリットの一つ。
野菜の味や香りや食感が苦手だったりする場合でも、野菜スープでしたら調味料やスパイスに変化をつけて、好みの味や香りに調理することが出来ます。
硬くて食べにくかったり、消化に負担がかかるような野菜であっても、やわらかく煮込むことで食べやすくなります。
そして、この本で紹介されていたスープにする一番のメリットが、スープにすることで吸収効率が上がる栄養素があるということ。
野菜の細胞の中には、私たちの健康にとって、とても有益な栄養素がたくさん含まれています。
しかし、野菜の細胞というのは、細胞壁と呼ばれるバリアによって守られいて、生野菜のまま食べたのではうまく消化吸収ができないというのです。
しかし野菜スープとして加熱調理することで、このバリア機能を担っている細胞壁が破壊され、野菜の細胞の中に含まれる多種多様な栄養素が、吸収できるようになるのです。
さらに野菜スープなら、他の料理と違って簡単に美味しくできる。
簡単にできるから続けられる、美味しいからまた食べたくなる。
だから、最強なのだと筆者は教えてくれるのです。
ハーバード大学式命の野菜スープなら野菜は4種類でok
最強の野菜スープでは6~8種類の野菜を入れることを推奨しています。
でも、そんなに毎回たくさんの野菜を入れるのは大変だ、という時には
ハーバード大学式命の野菜スープ
こちらの本がおススメです。
ハーバード大学式なら
- キャベツ
- 人参
- 玉ねぎ
- かぼちゃ
という4種類の野菜をスープに入れるだけでも実践できます。
熊本大学前田教授の最強の野菜スープを実践してみた感想
一番驚いたのは、塩や胡椒は何も入れていないのに、ちゃんと美味しく感じられること。
普段捨ててしまいがちな玉ねぎの皮や根、そぎ落としたゴボウの皮や、キノコの石づき、かぼちゃのワタ等。これらの食べるのには不向きな部分も、不織布のパックに詰めて一緒に煮こむことで、たくさんの旨味が溶け出してくれているのが原因なのではないかと思います。
今まで、なんてもったいない事をしていたんだろうと思ってしまいました。
つぎにビックリしたのが、野菜スープにとろみがついていたこと。
片栗粉や小麦粉などは全く使っていないのにも関わらず、うっすらと粘り気のあるスープに仕上がっていたのです。
本を読んで、これは野菜の細胞壁が加熱することによって壊され、細胞の中に閉じ込められていた水溶性の食物繊維が溶け出してきたことによる作用なのではないかと考えています。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2つがあり、特に水溶性食物繊維は免疫力を高めてくれたり、腸内フローラの善玉菌のエサになってくれるため、健康にとってなくてはならない成分。
最強の野菜スープを実践するまでは、スープにとろみがついたなんて経験はなかったので、驚いてしまったのです。
これは、確かに、最強の野菜スープだな。と思った瞬間でした。
毎日続けるのは、ちょっと大変かなと思う場合は、大鍋でまとめて煮込んでおいて、一食分ずつに小分けして冷凍保存しておくという手もあります。
食事のたびに、レンジでチンするだけで、簡単に野菜スープが食べられます。
基本のスープレシピでは、塩や胡椒を使っていないあっさり味なので、お好みで調味料や具材をプラスしてみるのも良いです。毎日味の変化を楽しめるので、飽きも来にくくて続けやすいのです。
ぜひ、あなたご自身やご家族の健康のため、美容のためにも、最強の野菜スープ本を読んで食べて実践してみてください。
本をインターネット通販で購入すると、家にいながら注文が完了して配達までしてくれます。さらにポイントがたまってお得に買い物ができるので、ネット購入がおススメ。本屋に出かけても売り切れでしたという事もないし、紫外線や雨や風の強い日に出かけなくても良いというもの嬉しいポイントです。