畑に生える雑草図鑑

セイタカアワダチソウの花で山菜天ぷらそばならぬ山菜素揚げラーメンを実食レポ

実は食用にできるセイタカアワダチソウ。

というわけで、山菜そばならぬ山菜の素揚げラーメンに調理して実際に食べてみました。

実際に食べてみた感想は、

  • ほろ苦い春菊といった感じの味わい
  • 新芽はサクッと香ばしく頂ける
  • 蕾は食感がいまいち

こんな感じです。

この記事では、実際にセイタカアワダチソウを食用にした様子を紹介しています

セイタカアワダチソウの花で山菜そばならぬ素揚げラーメンを実食レポ

セイタカアワダチソウの花

こちらの写真が、実際のセイタカアワダチソウが開花している様子です。

現地のほうでは、カナディアンゴールデンロッドと呼ばれ、蜂蜜の蜜源植物として愛されているそう。

名前の通り、黄金の杖といった感じで、とってもきれいです。

日本では、成長すると数メートルの高さにまで成長するのですが、原産地のほうではそこまで大きくならないようで、観賞用としても今なお愛されているんだとか。

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ほろ苦い春菊といった感じの味わい

畑の雑草取りをかねて、セイタカアワダチソウを収穫してきました。

ついでに、過去に紹介したツユクサと、スギナ、なすびも併せて収穫しました。

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上がナスビで、下がセイタカアワダチソウの蕾の花穂。

面白いもので、閉じていた蕾は、素揚げにすることで、パカッと開花するのです。

こちらが新芽を素揚げにした様子。

ラーメンに、とれたてのセイタカアワダチソウの花と、ナスビ、ナスビに乗っけているのがツユクサで、上の細いのがスギナ。

左にトッピングされているのは、父がどこからか採取してきたタラの芽です。

それではいただきましょう。

セイタカアワダチソウの花穂はいまいち

セイタカアワダチソウの花穂をパクり。

もぐもぐもぐ…

花穂の歯ごたえがすごい!

花の蕾自体も、結構噛み応えある感じ。

例えるならそう、ぎりぎり嚙み切れそうな、魚の小骨。

アレに似てます。。。

食べられないことはないけれども、食べたくはない感じの食感。

味は、苦みが結構ダイレクトにくる感じ。

香りは、キク科の花特有の、スッと爽やかな香りで、これは好感触。

蕾は、おとなしくハーブティーか化粧品として利用したほうがよさそうです。

セイタカアワダチソウの新芽は美味

セイタカアワダチソウの新芽はどうか。

パクり。

サクサクサク…

軽やかな歯ざわり。

シソの天ぷらのごとく軽い食感で、いくらでもパクパク行けちゃうような食べ心地で、花穂と違い新芽はとっても柔らかく美味しい。

味わいと言えば、少し苦みがある春菊といった感じで、香りも良く、程よい苦みが逆に食欲をそそる感じ。

アルコールにも合いそうな味わいでした。

意外なダークホースはツユクサ


数種類の山菜をいただいたのですが、個人的にはツユクサが一番おいしく頂けました。

ナスビの上にちょこんと座っているのがツユクサの素揚げ。

これと言って特徴的な野性味あふれる香りや苦みはなく、なんとも平凡な味わいだったのですが、キャラクターの濃ゆい他のメンツを、しっとりまとめ上げているといいますか。

他が癖強い分、良く感じるといいますか。

プレーンな味わいに、サックサクの軽い食感が相まって、いくらでも行けちゃう美味しさがあります。

ラーメンのスープとからめることで、揚げ玉のような、かき揚げの衣のような、そんなポジションにうまいことハマっている感じですね。

いやー美味しい。意外とおいしい。

大将、もう一つ追加で頂戴!

というわけで、セイタカアワダチソウの実食レポでした。

実際に食べてみた感想は、

  • ほろ苦い春菊といった感じの味わい
  • 新芽はサクッと香ばしく頂ける
  • 蕾は食感がいまいち

こんな感じでした。

最後に注意事項として、本来食用として普及していない植物を食用として利用するということで、チャレンジしてみる場合は、なにとぞ自己責任で挑戦するようにしてくださいませ。

本記事を読んで実行した一切について、当方は責任を取ることができません故。

なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

ABOUT ME
のっち
のっち
私は、鹿児島県志布志市にある畑で営農している個人農家です。 無農薬、無肥料、不耕起、無除草栽培で、安心安全で美味しい野菜は当たり前、環境にも優しい農業を目指しています。