ありのファームの野菜作りは、野菜を美味しく育てるためのこだわりがあります。
今回は、ありのファームのこだわりの栽培方法について、ご紹介したいと思います。
- 栽培期間中に農薬を一切使わない
- 栽培期間中に化学肥料と動物性有機肥料を一切使わない
- 畑の土を耕さない
- 雑草を除草しない
ありのファームでは、おおきくこの4つのルールを守って、野菜を栽培しています。
こうすることで、野菜本来の旨味と香りを引き出し、安心安全で美味しい野菜作りはもちろん、自然環境にやさしい農業を実現しています。
ありのファームの美味しい野菜作りの秘密はこだわりの栽培方法
では、どうして
- 栽培期間中に農薬を一切使わない
- 栽培期間中に化学肥料と動物性有機肥料を一切使わない
- 畑の土を耕さない
- 雑草を除草しない
このルールを守ることで、野菜が美味しく育ってくれるのでしょうか。
農薬を使わないと本当に元気な野菜が育つ
農薬は、地球環境や人間の体にとっても、あまりよくない成分です。
通常農家は、人体に悪影響がでなよう、細心の注意をはらって野菜を栽培しています。
ですので、農薬を使って育てた野菜だからと言って、体に悪いということは通常ありえません。
では、なぜありのファームでは農薬を使わないようにしているのでしょうか?
それは、農薬の力を借りないと、十分に成長できないような、元気のない野菜を見分けることが出来るから。
自然のままに育てた時に、病気や虫にやられてしまう元気のない野菜は、自然淘汰されて土に還っていきます。
しかし農薬を使うことで、あまり品質の高くない元気のない野菜まで大きく成長してしまうので、食卓に並んでしまうのです。
人間に例えるなら、風邪で体調が悪いのに、薬を飲んで無理して仕事や学校に行っている状態、といったところでしょうか。
本当に元気で健康な状態に比べて、野菜も人も、最高のパフォーマンスを出すことが、難しいと思いませんか?
肥料を使わずに育てると野菜が美味しく育つ
野菜を育てるときには、肥料が必要不可欠。
ですが、肥料のやりすぎは、植物にとっても人間にとっても、あまり良い結果を生みません。
人間に例えるなら、ご飯の食べ過ぎて、肥満体系になってしまったような状態、といったところでしょうか。
野菜が肥料をたくさん吸い過ぎると、体の成長に使い切れなかった肥料成分が、体の中に蓄積されていきます。
その結果、野菜を食べた時に、肥料成分の残りが、苦みやえぐみの原因になってしまうのです。
スーパーなどで野菜を買ったときに、たまにものすごく苦かったりえぐみが強いものを、口にしたことがありませんか?
それは、野菜の育った畑の土に、原因があったのかもしれません。
もちろん、肥料成分が土に全くないと、野菜は成長できません。
野菜の成長に、必要最低限の肥料分が土に含まれるよう、日々野菜たちと対話し、人の手で補っていくことで、より美味しい野菜の栽培を可能にするのです。
畑の土を耕さないことで野菜が美味しく育つ
野菜を育てるときは、畑の土は耕すものだ。
私も、農業に携わる前は、土を耕すことが常識であると考えていました。
ですが、畑の土を耕さないことで、逆に野菜がより健康に育ってくれるのです。
土を耕さないことで、土の中の生態系が豊かになり、自然と土が肥沃になり、悪天候や病害虫にも強くなる。
そんな野菜にとって理想的な環境で、のびのびと育った野菜は、とても健康的に美味しく育ってくれるのです。
雑草を除草しないと野菜が美味しく育つ
ありのファームでは、基本的に雑草の除草を一切しません。
野菜の成長を妨げてしまう雑草だけ、高さを抑えたり、根っこを残して地上部を刈り取るだけにとどめています。
こうすることで、畑の生命に多様性が生まれ、病害虫にたいする抵抗力が生まれます。
もしも病気が発生したとしても、多様性があれば、病気をやっつけてくれる虫や菌が対応してくれます。
もしも害虫が発生したとしても、多様性があれば、害虫を糧とする益虫や菌が対応してくれるからです。
また、畑の土深くまで雑草が根を張ることで、水はけを良くしてくれたり、土壌生物の住みかとなるので、野菜たちにとっても成長しやすい環境が出来上がるのです。
そのため、野菜が美味しく健康的に育ってくれるようになるのです。
以上、ありのファームの美味しい野菜作りの秘密はコダワリの栽培方法についてお話してきました。
- 栽培期間中に農薬を一切使わない
- 栽培期間中に化学肥料と動物性有機肥料を一切使わない
- 畑の土を耕さない
- 雑草を除草しない
この4つのルールを守ることで、美味しい野菜が育つことをお話させていただきました。
さらに美味しい野菜が育つ以外にも、自然環境への負担も減らすことができる、というメリットもあります。
是非一度、自然に囲まれた畑で、のびのびと育った野菜を食べてみてください。
野菜本来の旨味と香りをギュッと閉じ込めたような、ホンモノの野菜の味を、味わえるはずです。