畑の畝を立てるときに、なにも考えずに作業すると、どうしても畝が左右にグネグネと曲がってしまいがちですよね。
真っすぐきれいな畝を立てるために使った道具と、畝のつくり方を紹介したいと思います。
畝の立て方
- 支柱を畝を立てる予定の四隅に立てる
- 巻き尺で畝を立てる予定の長さに線を引く
- スコップで土を掘り起こし畝に乗せる
準備した道具
- スコップ
- 巻き尺
- 支柱
文字だけでは少しわかりにくいかなと思うので、畝を立てている様子を写真付きでご紹介します。
畑の畝の立て方 あると便利な道具について
畝の立て方の様子について、順を追って画像付きで紹介していきます。
綺麗な畝を立てるためには、巻き尺を準備するととても便利で、快適に作業することが出来ました。
真っすぐに畝を作ることで、敷地面積を有効に利用することが出来ますし、南北に畝を延ばせば日当たりを均等に当てることができますよ。
1.支柱を畝を立てる予定の四隅に立てる
畝を立てる位置や大きさがある程度決まってから、畝の四隅に支柱を立てます。
画像では、セイタカアワダチソウの枯れ枝を支柱として利用しています。
市販の支柱を使ったり、適当な棒状のものがあれば、代用可能。
ありのファームの畑の周りではセイタカアワダチソウがたくさん育っていたので、冬の終わりに刈り込んだときに、枯れ枝をある程度保存しておきました。
セイタカアワダチソウの枯れ枝はとても頑丈で、何かと便利に使えます。
2.巻き尺で畝を立てる予定の長さに線を引く
支柱で畝の四隅を囲ったら、巻き尺をセットして線を引きます。
巻き尺の良いところは、まっすぐ線を引けるということ以外にも、線の長さがわかるというところ。畝の長さを計画的に作りたい場合には、ぜひとも用意しておきたい道具と言えます。
巻き尺の端は、わっかのような構造になっているので、支柱に通して使うと一人作業でも実践できます。
巻き尺には材質別に、スチール製とグラスファイバー製とに分けられます。
畑で使う分には、多少の誤差が出やすいものの、耐水性や耐熱性に優れたグラスファイバー製を利用するのがおススメです。
長さも10メートルくらいの製品から、100メートルくらいのものまで幅広くあるので、作りたい畝の大きさや敷地面積にあわせて選んでみてください。
3.スコップで土を掘り起こし畝に乗せる
巻き尺でラインを引いたら、ラインに合わせてスコップで土を掘り起こし、畝の上に載せていきます。
この時、畝の上に元から生えている雑草はできるだけ取り除いておき、土の下に有機物が出来るだけ入らないように注意します。
土の下に未熟な有機物が多くあると発酵や腐敗によって、植物の生長に悪影響を及ぼすガスや地温の上昇を発生させるリスクが上昇してしまいます。
最後に枯れ草や刈り込んだ雑草を畝の上にのせて完了です。
こうすることで、せっかく立てた畝が風雨によって流出してしまうことを防げます。
また、土を裸にしておかないことで、
- 雑草防除
- 地温の安定
- 保水性の確保
- 紫外線対策
- 視認性の向上
といったメリットがあるので、ぜひ試してみてください。
ちょこちょこ、立派に育ちすぎた白菜が見えますが、この畑を使わせていただける前は一面白菜畑だったので、その名残です。
春になって暖かくなってきたので、綺麗な花があちこちで咲いています。