畑の様子

ありのファーム2022年8月の畑 自然農を始めてまる1年経過しました

2022年8月のありのファームの畑の様子です。

私が自然農を始めて、ちょうど1年が経過しようとしています。

このサイトを立ち上げたのも、ちょうど去年の8月のことでした。

1年経過してみて、自然農の奥深さを知り尽くすことはまだまだ叶いませんが、それでも自然の営みを、春夏秋冬をとおして学ぶことができました。

今年の夏野菜は、自然農を始めて、初めての収穫という事で、まだまだ実りは少なく、大きさもお店で並んでいる野菜と比べて小さいものばかりです。

でも、鮮度が助けになってくれているのか、収穫できた野菜たちはとても美味しく感じられ、家族にも大変喜ばれてました。

これから、2年、3年と畑とともに私が成長していければ、いまよりもっと素敵な野菜たちと出会うことができると思います。

夏野菜の収穫は少々少な目

自然農を始めて、初めての夏野菜シーズンです。

夏野菜の収穫は、やはり少々少な目。

特に、ナスビやズッキーニなどの果菜類の野菜の収穫が、あまり多くないという結果に。

収穫と言っても、量が少なかったり、さいずが小さかったり、品種によっては収穫自体なかったものまでありました。

やはり、無肥料栽培を始めたばかりで、土の力がまだまだ育ち切っていなかったことが原因であると思います。

年数を重ねていくことで、徐々に地力が上がっていき、収穫も十分に得られるようになると思っています。

そんななかで、オクラだけは元気に、収穫もたくさん得られています。

オクラは花も綺麗で、見ているだけでうれしくなる野菜。

栄養価も高く、味もとても美味しく感じられました。

収穫したものをそのまま生で、味噌を軽くつけて食べるだけでとても美味しく、この夏一番の出来だったのではないかと思います。

果菜類に比べ葉菜類はとっても元気です

トマトやナスビなどの果菜類は今一つの出来でしたが、モロヘイヤやエンサイなどの夏の葉物野菜の収穫は、そこそこ順調です。

夏は日差しが強く、光合成も十分にできるおかげか、夏が旬の葉物野菜はとてもよく生長しています。

植物は、枝葉を茂らせ、花を咲かせ、実を結ぶという順で生長していくため、自然農を始めたばかりの畑でも、葉っぱを食べる葉菜類の収穫は、それなりに得ることができるからです。

夏が旬の葉物野菜といえば、

  • モロヘイヤ
  • エンサイ
  • つるむらさき

の3つが挙げられます。

その他にもシソやバジル、レモングラスなどのハーブ類もあり、雑草の生長も著しいこともあいまって、緑いっぱいの畑はとても賑やかな様子です。

秋冬野菜の準備も始まります

夏真っ盛りの8月ですが、農家では秋冬野菜の準備が始まっています。

キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は、夏の暑い時期から種をまいて、冬の収穫に備えます。

夏の暑い時期に、もう冬寒い時期の野菜の準備が始まるというのは、なんだか不思議な気分ですが、収穫まで100日前後かかるということを考えると、あたりまえなのかもしれません。

畑をみてみると、大豆の株元にハクサイが育っているのが観察できました。このハクサイは、昨シーズンのこぼれ種で自然に発芽したものです。

秋冬野菜は夏の日差しには弱いため、苗を育てるときに遮光などの暑さ対策が欠かせません。自然界では、夏に茂る植物あしもとで、夏の日差しを耐えながら育っているようです。

夏野菜の収穫のコツは梅雨時期にある

夏野菜を収穫する一番のコツは、日本の厳しい梅雨時期をどう乗り越えるかにかかっていると思います。

今年の収穫がいまいちだったのは、もちろん私の技術が未熟だったことが一番の課題ですが、収穫に至る前の生長期間に、梅雨によるダメージが大きかったことも、無視できない事実だと思っています。

特に、梅雨明けが発表されてからも、太陽の出る日が少なく、ゆるく長く天気の悪い日が続いておりました。

そうしたなか、弱ってしまったところに、夏の強い日差しを浴びてしまって、過湿と強烈な日差しの落差によるダメージが祟ったのかなという印象です。

対策としましては、とにかく水分過多をどうにか回避できればと考えています。畝の高さをもう少し高く調整したり、畑の風通しを良くするために、畑周りの風通しを良くしてみたり、来年以降はもっと厳重に湿気対策が必要だと考えています。

ABOUT ME
のっち
のっち
私は、鹿児島県志布志市にある畑で営農している個人農家です。 無農薬、無肥料、不耕起、無除草栽培で、安心安全で美味しい野菜は当たり前、環境にも優しい農業を目指しています。