食料自給率の問題が学校の授業で取り上げられたり、テレビのニュースで話題になったりと、注目されることが多くなってきた昨今。
食料自給率を上げるために個人で出来ることとしては、日本国内で生産された農産物を買うということに尽きるわけですが、そのためには
- 地産地消を意識する
- 旬の野菜を選択するようにする
- お米を中心とした和食の献立を多くする
- 食べ残しを減らし無駄をなくすようにする
といった取り組みが考えられます。
さて、これにもう一つ追加したいのが、
自分の食べる野菜は家庭菜園を始めてみて、自給自足をしてみてはいかが?
という提案です。
食料自給率を上げるために個人で家庭菜園を始めてみるのはいかが?
食料自給率とは、その名の通り食料を自分たちで自給できている割合のことを言います。
ということは、自分で食べる必要な食料を、自分自身の手で作り出せることが出来れば、食料自給率は個人で上げられるということになるのです。
食料自給率を上げるために、最も分かりやすく手っ取り早い方法なのではないかと思います。
全部の食料を自給できなくても良い
農業はおろか、ガーデニングもやったことがないような人が、いきなり家庭菜園で自給自足だなんて、とても大変な苦労をすることになります。
自分で食べる食料を、すべて自分だけで自給自足するためには、ある程度の広さがある農地を確保しなくてはなりませんし、いきなり自給自足だなんて敷居が高すぎます。
なので、全部の食材を自分で育てなくても良いのです。
ちょっとだけでも全然ok。
たとえば、納豆やお味噌汁にトッピングする万能ねぎだけなら、家庭菜園なんてやったことがないというビギナーの方でも、割と簡単に家庭菜園デビューできます。
買ってきた根っこ付きの万能ねぎを、根っこから数センチ残して、水を入れたグラスに入れておくだけでも、ネギを簡単に育てることも出来ます。
新鮮な野菜はとても美味しい
家庭菜園をお勧めするのは、なにも食料自給率を上げるために、というばかりではありません。
純粋に、収穫したての新鮮な野菜は、とても美味しいからです。
通常、スーパーなどで購入している野菜たちは、畑で収穫されてからだいぶ時間のたっているものがほとんどです。
トマトなどは、青いまま収穫しておいて、輸送の時間を利用して追熟させて赤く色づかせているため、収穫してからかなりの時間が経過しているものがほとんど。
なので、日本人の中には、収穫したての甘くて瑞々しい美味しいトマトを、人生で一度も食べたことがない、という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
家庭菜園は純粋に楽しい
そして、家庭菜園を始めると、気づくことがあります。
それは、野菜などの植物を育てることは、とても楽しいということに。
家庭菜園を始めると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやオキシトシン、ドーパミンなどの脳内ホルモンが分泌されるため、脳科学的にとても幸せを感じることが出来るのです。
リラックス効果が期待できて、ストレスも発散。
安眠効果や運動不足も解消できる家庭菜園は、身も心も健康になれる最高の趣味ともいえるのではないでしょうか。
オマケに、収穫したての美味しい野菜を楽しめるとあれば、チャレンジするしかありません。
簡単に育てられる野菜の紹介
最後に、家庭菜園初心者の方にも安心しておススメできる、育てやすい野菜についてご紹介したいと思います。
こちらの記事で詳しくは書いているので、ぜひ挑戦してみてください。
育てやすいのはもちろんのこと、育てる労力が低い割に、スーパーなどで買うと結構お金のかかる野菜をまとめているので、コストパフォーマンスに優れた家庭菜園を楽しむことが出来ますよ。
もちろん、あなたの大好きな野菜を育てるのもおススメ。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、子どもさんが喜ぶ野菜ランキングを参考にしてみるのも、良いアイディアです。